新人看護師のための略語まとめ【消化器病棟編】
新人看護師が入職当初に受けるカウンターは、【略語】です。
情報収集をしようと張り切ってカルテを開けると
「既往歴…DM、HT、BPH』
とずらり横文字が並んでおり面食らったものです。
このように医療現場で飛び交う略語は、専門学校や大学では学びません。
今回は、わたしが消化器病棟での新人時代に知っていたら、もっとスムーズに業務に慣れることができるのに…と日々感じていた専門用語や略語を、簡潔に五十音順にまとめてみました。
よかったらプリントアウトしてナース服のポケットに、お守りとして持っていてください。
・曖気(あいき)=げっぷ
・IC=インフォームド・コンセント。治療や方針の「説明と合意」
・アイテル=褥瘡から膿を出すこと
・IV=静脈注射
・IVH=中心静脈栄養法
・アッペ=「盲腸」を指すが、虫垂炎や虫垂切除術を言うことも。
・ENT、エント=退院
・アナムネ=既往歴。 過去の病歴の聞き取り。
・アレスト=心停止
・イレウス=腸閉塞
・ウロ=泌尿器科
・HT=高血圧症
・カマグ=酸「化マグ」ネシウム(便秘薬)
・ギネ=産婦人科
・Kot(コート、コット)=大便
・コロン=結腸を指すが、結腸切除術を言うことも。
・サイナス(SR)=サイナスリズム。心臓の動きが正常に機能している状態
・サマリー=入院中の患者の様子や経過、検査結果をまとめたもの
・CPR=心肺蘇生法
・GE=グリセリン浣腸←「グ浣」と略すことも。
・シバリング=体温保持のため無意識に起こる体の身震い
・ステルベン、ステる=亡くなること
・DM=糖尿病
・BS=血糖値
・BPH=前立腺肥大症
・プルス=脈拍(puls)
・ヘモ=痔
・PEG(ペグ)=経皮内視鏡的胃ろう造設術
・マーゲン=胃を指すが、胃切除術や胃管(マーゲンチューブ)を言うことも。
・ムンテラ=病状説明
・メタ=転移
・ラパロ=腹腔鏡
・ラプチャー=破裂
・ルート=点滴
・レジデント、レジ=研修医
・レベル=意識レベル(JCS、GCS)
・ワッサー=蒸留水
いかがでしたか?
これらは毎日のように耳にするものなので、ひとつでも多く頭に入っていると、よりスムーズに業務に慣れることができると思います。
調べることの多い新人さんは、日々のストレスをひとつでも減らせるように、器用に乗り切ってくださいね。